ゼニス高価買取

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今回はゼニスの時計、ゼニスの歴史についてご紹介していきます。ゼニスのブランドのスタートは、少し遡りますが1865年にヨーロッパのスイスで立ち上げられた小さな時計工場でした。これがゼニスとして時計のブランドのスタートでした。ゼニスは時計のムーブメント（機構）など、時計の動く動作や行程をゼニス自社で製造、製作できる唯一の会社で、ゼニスの自社製ムーブメントを搭載したエルプリメロやエリート、キャプテンなどが現在では有名ですよね。そんなゼニスの歴史をお話になります。
さて、ゼニスは1865年にジョルジュファーヴルジャコがルロックルに小さな時計の工場を立ち上げたのがスタートです。そして、1900年の万博の時に、新しい懐中時計用のムーブメントを発表しました。名前はゼニス。そのムーブメントを出品し賞を受賞しました。そのころ日本では、昭和初期国鉄にゼニスの懐中時計が正式に取り入れられ、そのゼニスの懐中時計の名前が、ゼニットと言います。そのゼニットが日本では愛用されておりました。そして1940年代には、クロノメーターに近いハイクオリティの機能、機構を持った腕時計専用のキャリバー135などのハイムーブメントを生み出しています。ゼニスが後に有名になるムーブメントです。
しかし、1969年に自動巻きのクロノグラフ、エルプリメロを発表しましたが、クォーツショックによりゼニスの経営が難しくなり、考えたゼニスはアメリカの会社であるアメリカンゼニスラジオに運よく買収されました。その際、一時は機械式時計の製造、製作を中止して時計の図面や機構などの金型の破棄を止む無くすることになりました。当時のゼニス技術者のシャルルベルモは、その破棄の命令の際に反抗して本当には破棄せずに、時計の図面や機構などの金型を誰にもバレないよう秘密に、時計工場に密かに隠していました。そこから1978年にスイスの金融系投資会社のディキシーに再度買収され、本来のスイス資本系に戻りました。ゼニスの機械式時計の製造、製作を取り戻せることが出来るようになりました。その後は、エルプリメロとエリートなどの時計を戦力商品として売り出してきましたが、スイス時計業界の再編と集約化の波の中で、1999年モエヘネシールイヴィトンに買収されることとなり、傘下に加入することになりました。
2010年にはエルプリメロの存続の危機から救った、シャルルベルモの偉業を称賛して、ゼニスは世界限定で1975本の記念モデルのエルプリメロ36000VpHシャルルベルモトリビュートを記念に発表、発売したことが話題となりました。
ここからはゼニスで有名なエルプリメロの歴史になります。エスペラントで第１のということを意味するエルプリメロは、ゼニスでも特有のハイビート構造とムーブメントを取り入れた自動巻きのクロノグラフ時計です。そしてゼニスとモバードが共同で1969年に開発、製作したCal3019 PHCを搭載したのが初めてで、同年にはブライトリング、タグホイヤー、ハミルトンが共同開発で製作したCal11やセイコーが開発、製作したCal6139も発表、発売されました。ゼニスの中で自動巻きクロノグラフムーブメントとして新たな一歩とした製品でした。エルプリメロを搭載した時計は振動数のかなり少ない時計で、秒針や針が規則的に動作するため、非常に高い精度を維持します。1/10秒を計測することもできて、歩度変動による誤差なども起きにくいなど時計としては、ハイクオリティな特徴があります。現在でもゼニスブランドの戦力商品となっております。1988年から2000年にロレックスがデイトナ用の自社開発クロノグラフムーブメントを搭載するまで供給されていたのが、とても有名で現在まで語り継がれています。
その他、ワールドタイムの機能を搭載した時計や、トゥールビヨン、永久カレンダーなどの複雑機構を搭載した時計もあります。また、2012年にはクロノグラフ機構を無くした、Cal4650とそれを搭載したハイビート3針モデルエルプリメロエスパーダが発表されました。
ゼニスのエリートは1994年に開発された自動巻ムーブメントです。こちらはエルプリメロをベースに、クロノグラフ機構を無くして再設計されました。基本となる機能、機構は真ん中に2針とスモールセコンドです。通常は9時位置にスモールセコンドが配置されるポイントは、エルプリメロの名残が残っています。テンプの振動数も28800振動/時に設定されていますが、クロノグラフ機構がないこと、併せて時計機能に関する信頼性は非常に高い時計です。秒針をセンターセコンドに改めた時計やパワーリザーブの表示やGMTの表示など、セミコンプリケーション機能が付加されたバリエーションもあります。現行の時計ではクラスやデファイの非クロノグラフ仕様に搭載されています。

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