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ブラックダイヤモンドの価値とは?意味と効果、本物と偽物の違いを解説

ダイヤモンドというと、強い輝きを放つ透明なダイヤを想像する人が多いかもしれませんが、近年ではユニークな輝きを持つ「ブラックダイヤ」も人気を集めています。ブラックダイヤはその性質や成り立ちから、通常のダイヤとは異なる観点で買取されるのが特徴です。

この記事では、ブラックダイヤの特徴や性質、天然(本物)と人工(偽物)の違いについて紹介し、どのような価値がある宝石なのかを解明していきます。さらに、査定時にチェックされるポイントや買取相場についても詳しく解説していきますので、売却を検討している人は参考にしてみてください。




1.【ブラックダイヤとは?】由来と特徴

ブラックダイヤモンドは、その名の通り黒色のダイヤのことを指します。全部で12色あるとされる「カラーダイヤ」のうちの1つで、ダイヤモンドの中でも異なる輝きを放つユニークな存在です。

ブラックダイヤの基本情報については以下をご覧ください。
宝石名(英名) ブラックダイヤモンド
別名ボルツ・カーボナード
和名黒金剛石
モース硬度10
原産地南アフリカ・コンゴ共和国ほか

ブラックダイヤは、現在確認されている天然石の中で最も硬いとされる「モース硬度10」を誇っています。モース硬度は、鉱物の硬さを測定するための数値で「引っ搔いた時のキズの付きにくさ」が基準です。

原産地はジンバブエのマランジェ鉱床が有名ですが、南アフリカやコンゴ共和国、オーストラリアでも採掘されています。

まずは、このブラックダイヤの由来や特徴についてみていきましょう。


ブラックダイヤの由来

ダイヤモンドの語源はギリシャ語の「adamas(不屈)」だといわれています。日本では「金剛石」と呼ばれており、仏教における「金剛不壊(金属のように硬くて壊れにくい)」が由来です。

ブラックダイヤは宝石名で、鉱物としては「カーボナード」や「バラス(ボルツ)」などと呼ばれています。一般的に、粒状の結晶をカーボナード、針状の結晶をボルツと区別しているようです。

ブラックダイヤは何故黒いのか

ブラックダイヤは透明なダイヤとは異なり、黒色の鉱物であることが大きな特徴です。多結晶のためへき開(特定方向への割れやすさ)などもなく、非常に割れにくい性質を持っています。結晶の精度により暗灰色や濃褐色などの色になることもあるようです。

また、ブラックダイヤは透明なダイヤ同様「炭素」を原料としています。炭素が過剰に含まれると一般的なダイヤよりも黒色が顕著になり、ブラックダイヤとなるのです。

天然のものは石自体に色が付いているのではなく、内包されるインクルージョン(グラファイト・硫化物・鉄鉱石など)によって黒く見えています。そのため、色ムラになることが多く、天然で真っ黒なダイヤが発見されることはほとんどありません。

現在ジュエリーショップに並んでいるブラックダイヤの大半は、人工で着色したものです。放射線を当てたり着色処理を施したりすることで黒色のダイヤにしています。

天然のブラックダイヤか否かを素人が見分けるのは難しいとされていますが、天然かつ漆黒のダイヤであればかなり希少価値が高いため、高額取引されるケースも多いようです。

ブラックダイヤと「黒色宝石」の違い

オニキスなどの黒色の宝石は、ブラックダイヤとよく似ているため間違えられるケースもあります。ブラックダイヤと黒色宝石を比べた時に、華やかで明るい輝きを放っているほうがブラックダイヤです。

ブラックダイヤは硬度が高く滑らかなカットができる特徴があるため、光を綺麗に反射します。宝石の輝きがブラックダイヤを見分けるポイントです。








2.ブラックダイヤの歴史

現在、ブラックダイヤはさまざまなジュエリーやアクセサリーに使われています。しかし、かつては工業用の鉱物としての価値しかなく、宝石としてはあまり重宝されていませんでした。

ここからは、ブラックダイヤが宝石としての価値を見出され、注目されるようになるまでの歴史や経緯について紹介していきます。

「ブラック・オルロフ」との因果関係

ブラックダイヤは、1990年頃までは「工業用ダイヤ」として認知されていました。これは、有名なブラックダイヤの宝石「ブラック・オルロフ」の存在が大きく関係しています。

ブラック・オルロフは、19世紀の初めにインドで採掘された195カラットの大きなダイヤです。関係者が次々に不審死を遂げたことから「呪いのダイヤ」と呼ばれており、当時のブラックダイヤには運気が下がる不吉なイメージがありました。

そのため、ブラックダイヤの宝飾品としての価値は低く、その優れた硬さを活かして工業用ダイヤとして活用されていたのです。現在、ブラック・オルロフはその呪いを解くためにリカットされ、多くの所有者の手に渡っています。

また、博物館にも展示されており、現在もその姿を見ることは可能です。ただし、リカット技術が当時のものではないことや、呪いを受けたとされる王族が実在しないなどの声も上がっており、呪いの真相は謎に包まれています。

現在のブラックダイヤの価値

ブラックダイヤのマイナスイメージは、時代とともに少しずつ回復していきます。他の宝石よりも研磨後の光沢が強いことが注目されるようになると、宝飾品としての価値も再確認されていきました。

現在はその輝きの美しさが広く認められ、世界中の高級ジュエリーブランドやハイブランドがジュエリーに採用しています。セレブたちが好んで身につけたことで人気に火がつき、宝石として扱われるようになったのです。

男性人気の高い宝石へ

ブラックダイヤは個性的でスタイリッシュな輝きが特徴のダイヤです。男性が身につけやすいと評判で、日本でも男性芸能人が愛用していることから注目されるようになりました。現在はピアスやブレスレットなどの男性用アクセサリーにも多く使われています。

一方で透明なダイヤは女性人気が高く、婚約・結婚指輪などのブライダルジュエリーに多用されるイメージがあります。そのため、近年では女性はダイヤ・男性はブラックダイヤで婚約指輪を作るカップルも多いようです。








3.ブラックダイヤが持つ意味や効果とは

ダイヤモンドは、その硬さから固い絆や永遠の愛などの意味が込められており、ブライダルジュエリーの定番になっています。ブラックダイヤに込められた意味やパワーストーンとしての効果には、どのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、ブラックダイヤを身につけると得られるポジティブな効果について、詳しくみていきましょう。

ブラックダイヤは強いエネルギーを秘めた宝石

ブラックダイヤは「悪魔が欲しがる石」といわれるほどに強いエネルギーを持つパワーストーンです。

宝石の中でも最も硬い性質を持つことから「災いから持ち主を守り幸福へと導く」といわれています。不運なことや邪悪なものから身を守る効果があるため、魔除けや厄除けなどの守護石としても高い需要がある宝石です。

ブラックダイヤの効果
ブラックダイヤに込められている石言葉には以下のようなものがあります。

■カリスマ
■不屈
■成功
■征服
■超越
■革新
■誕生

ブラックダイヤを身につけると、強いエネルギーで幸運や成功へと導いてくれるといわれています。自身もエネルギーに溢れ、苦難を乗り越えるだけの強さが身に着くのです。

そのため、考えていることを実現できる、持ち主の魅力やカリスマ性がアップするともいわれています。新しいことを始めてみたい、リーダーとして周囲を引っ張っていきたいという時に身につけるとよいとされており、経営者にもおすすめの石です。









4.【買取査定】ブラックダイヤの相場はいくら?

ブラックダイヤの査定基準や相場は、一般的な透明ダイヤと異なります。持っているジュエリーを売りたいと思った時に損をしないよう、買取相場や査定時のチェック項目について把握しておきましょう。



ブラックダイヤの相場は1カラットで3000円

ブラックダイヤは、カラーダイヤの中でも比較的相場が安い特徴があります。透明なダイヤと比較するとその差は歴然です。

以下はブラックダイヤと透明なダイヤの1カラット当たりの買取相場を比較したものです。
ブラックダイヤ 3,000円
透明なダイヤ20~100万円


ブラックダイヤは、現在市場に出回っているものの多くが「人工処理された宝石」であることから、安価で取引される傾向があります。

人工のブラックダイヤは、透明度の低いものや傷の多いものなど、品質の低いダイヤを黒く着色して商品にしているため、そもそもの宝石の価値が低いのです。

ただし、天然のブラックダイヤはかなり希少性が高いので、通常のダイヤよりも高い相場で取引されています。

ダイヤの状態によっては1カラット数十万の値段が付くケースもあり、小粒でも数十万の価値が付くのです。所持している場合は慎重に売却することをおすすめします。

ブラックダイヤを使ったジュエリーの相場

ブラックダイヤを使ったアクセサリーの相場は1~5万円です。特に、アクセサリーの場合は地金の量によって金額が左右されるため、カラット数よりも金の量によって査定価格が変動します。

ブラックダイヤのアクセサリーの場合は、アクセサリー自体のデザインや状態の良さ、金の含有量などが評価される傾向があるのです。

ブラックダイヤのアクセサリーを買取した場合の目安金額については、以下を参考にしてください。


アイテム 買取金額の目安
ブラックダイヤ(~50ct)のネックレス 3~4万円
ブラックダイヤ(0.75ct)のリング 3~5万円
ブラックダイヤ(0.37ct)のリング 3~4万円

ブラックダイヤのアクセサリーは、買取時に「宝石の価値なし」と判断されるケースもあります。ブラックダイヤは透明度の低いダイヤのため、カットによる輝きの違いがあまりない特徴があるのです。

評価項目が少ないことから、ダイヤの価値を示す「鑑定書」が付かないこともあります。カラット数が大きくても査定価格は変わらないというケースもあるので、売却時は注意しましょう。







5.ブラックダイヤ査定時のチェックポイント!

最後に、ブラックダイヤの査定におけるチェック項目について解説していきます。評価されるポイントを把握していれば、提示された査定価格に納得した上で売却できるようになるので、しっかりチェックしておいてください。

ダイヤの査定は4Cが重要

ダイヤモンドのチェック項目として「4C」と呼ばれる基準があります。ダイヤモンドの価値をはかる「カラット」「カラー」「クラリティ」「カット」の総称が4Cです。

ただし、ブラックダイヤの場合は通常のダイヤと少々基準が異なる特徴があります。また、天然ダイヤと人工ダイヤでも評価項目が異なるため注意が必要です。

以下は4Cにおける人工のブラックダイヤと天然のブラックダイヤの違いを比較したものになります。

4C 人工ブラックダイヤ 天然ブラックダイヤ
カラット 伸び率が非常に低い 多ければ多いほど価値が高い
カラー 人工着色のため希少価値なし 深く濃い黒色ほど価値が高い
クラリティ ほぼ考慮されない考慮される
カット ほぼ考慮されないほぼ考慮されない


ブラックダイヤは透明度の低い宝石のため、透明度をはかる「クラリティ」はほぼ考慮されません。ただし、天然の場合は半透明なものも存在するので、インクルージョンの有無などがチェックされます。

さらに、人工ダイヤは均一に着色されているため、色ムラなどをチェックする「カラー」への影響はありません。透明度も低いので「カット」による輝きの増加なども考慮されないことが多いようです。

そのため、不人気なカットをされたものであっても査定額には特に影響しないというメリットがあります。

ブラックダイヤは表面の傷に注意

ブラックダイヤの査定時に最もチェックされるのが「表面の傷」です。人工のブラックダイヤは、放射線や熱処理などが施されているため脆くなっているケースがあります。扱う際は丁寧に使用・保管してください。
また、天然のブラックダイヤの場合は、その硬さから加工しにくい特徴があります。表面が多面カットされていることもあり、傷が顕著に出やすいのです。天然ものは価格が高いぶん、傷の有無がダイレクトに査定額に響いてしまうので注意しましょう。


ブラックダイヤの真贋見分け方

ブラックダイヤと外見が似ているものではオニキスやジルコニアがございますが、中古市場での価値は大きく異なります。
判断するポイントとして、今回は2点ご紹介させて頂きます。

①硬度が高い為に面がはっきりと綺麗
ブラックダイヤは硬度が非常に高い為、カット面がはっきりとして綺麗な印象を受けます。その他の黒石などは若干硬度で劣る為、角の部分なども僅かに丸みがある印象ですので、まずは確認したいポイントです。

②反射による輝きが強い
ブラックダイヤ以外の黒石は基本的に輝きが少なく、違いが見てとれます。①でもご紹介した面の綺麗さからブラックダイヤは反射し手輝きが強いです。黒石と比べてみる時には黒い背景にしてみるとより違いが分かりやすいです。機会があればぜひ試してみて下さい。


ブラックダイヤモンドと偽った偽物の黒石なども流通しておりますので、以上のポイントでまずは確認してみることをオススメ致します。ブラックダイヤでなければ査定金額が下がったりお買取り自体出来ないことがあります。







6.まとめ

かつて工業用ダイヤとして認識されていたブラックダイヤですが、現在はさまざまなアクセサリーに使用されており、特に男性人気の高い宝石として知られています。
人工のブラックダイヤは天然のダイヤとは異なり、加工前の価値が低く買取相場も比較的低いのが特徴です。ただし、天然石の場合は希少性が高く、通常のダイヤよりも高い相場で取引されるケースも存在します。
天然石かどうかわからない場合でも、まずはご相談下さい。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!