ワールドタイム買取

パテックフィリップのワールドタイムは、コンプリケーションモデルに属するハイクラスの時計です。他のメーカーと同様に一目で世界中の主要都市の時刻を把握することが出来る、エグゼクティブ向けの時計と言えます。
そもそもワールドタイムという機能は、パテックフィリップが最初に生み出した機能でした。技術革新により交通手段が発達し始めた20世紀前半、車の発達から航空機の発達により、移動や情報網が高速化し、世界各国の主要都市の時間がわかる機能が求められていました。それまでもGMTなどの機能はありましたが、より一目でわかる機能が必要とされていたのです。
時計師のルイ・コティエにより考案されたワールドタイムは24時間のディスクと時計の時分針が連動して動くようになっており、ベゼルに搭載されたシティディスク(各都市の名前が表示されているもの。現在の時分の場所に合わせる事で他の都市の時間が同時に分かるようになる仕組みです)を手で回して調整します。
ただ、ワールドタイムは一度歴史から姿を消します。理由はわかっていませんが、1950年代中ごろに生産が中止され、復活したのは40年以上後の2000年代でした。復刻したモデルは文字盤の中心に美しいギョーシェ彫りが施されており、プッシュボタンを使うことで3つの操作を可能にしたものでした。その後は順調に人気を獲得し、2016年にはクロノグラフまで搭載したモデルも登場しました。フライバック機能つくでありながら、薄型のムーブメントを使っているため装着に違和感を感じにくく、実用性が高い仕上がりとなっています。
中古市場においては、やはり非常に高い人気を誇っており、超高額買取させていただいております。
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