パライバトルマリン高価買取

世界三大希少石に名を連ねる唯一無二の色彩を放つ宝石、”パライバトルマリン“。
その歴史は1987年頃からとなり、宝石としては歴史の浅いものとなりますが、現在希少価値が高く年々高騰している宝石の一つとされます。
ブラジル北東の端の方に位置するパライバ州のバラウラ村、そのバターリャ鉱山からこれまでに無い青い輝きを放つ美しいトルマリンが採掘されました。ブラジルはトルマリンの産地として有名で、それ以前も似た色味のトルマリンが採掘されることはありましたが、パライバ鉱山から採掘されたトルマリンは特に美しい輝きと粒の大きさも丁度良い良質な鉱石として知られ、後に産地名をつけた”パライバトルマリン“として取引されるようになりました。
当初は鉱石としての知名度も低く、他とは色味が違う異色のトルマリンとして販売されていましたが、徐々にコレクターから認知され、その唯一無二の輝きに魅了される者も増え、徐々に価格が高騰していきました。
1989年当時はパライバ鉱山で大量に採掘されたこちらのトルマリンですが、採掘された期間としてはその1年間となり、『良質なパライバトルマリンは枯渇した』、『鉱山の利権争いにより採掘自体が難しくなった』など様々な憶測がされましたが事実として希少な鉱石となったことは確かです。地質もかなり古い地層からしか採掘されないため、単純に採掘自体が非常に難しいという理由も上げられるでしょう。
後にアフリカのナイジェリアでもパライバトルマリンの成分に似たトルマリンが採掘され、その後も同大陸のモザンビークで確認されました。それでもブラジルのパライバ鉱山で採掘されたトルマリンと比べると品質は劣ると評価されており、アフリカ産が出回るようになった当時ではパライバ鉱山で採掘されたトルマリンのみを本当のパライバトルマリンと呼ぶ人もいました。
今現在では産地によって呼び方が変わることはなくなりましたが、現在の市場に流通している品質の良いパライバトルマリンは全て1989年頃から1年間の間に採掘された物として仮定されることが多いです。
パライバトルマリンとは特別な成分や特性があるわけではなく、鉱物学的には一般的なトルマリンの一種です。他のトルマリンとは一風変わった青色の発色が特に珍しいことから他と区別するためにパライバトルマリンと呼ばれるようになりましたが、特性としては一般的なトルマリンと共通する部分が多くあります。
まず、熱を加えることにより静電気を帯びる電気石という点です。電気石にも様々な種類があり、パライバトルマリンのような電気石は”リチア電気石（エルバイト）“と呼ばれ、電気石の中でもその色彩や結晶に様々なバリエーションが見られる宝石としては高品質で理想とされる個体となります。
靭性はその他トルマリンと似ておりますが劈開（へきかい）は不明瞭となります。劈開とは、岩石や結晶の割れ方がある特定の方向に割れやすい性質のことです。パライバトルマリンは比較的に安定した鉱物となりますが、温度変化に弱く、高温にさらされると変色したり急激な温度変化には耐えられず砕けてしまったりすることもあります。
このように鉱物としての特性は他のトルマリンと似ていますが、何といっても違うのがその唯一無二の美しい発色です。アクアマリンやタンザナイト、サファイヤにもない独特のネオンブルーがパライバトルマリンの大きな特徴です。トルマリンの表記は”turmali“で、シンハリ語（スリランカの公用語）で『色の混ざった石』を語源としています。
トルマリンは他の鉱物と比べて多種多様で美しい色味の物が多数ございますが、パライバトルマリンはその中でも格別で重宝されています。その一つの理由として、他のトルマリンとは異なる要因で独特の発色をしています。
まず、ブルー系トルマリンの発色の要因には成分として鉄が大きく関係しています。パライバトルマリンは銅、また、赤く発色するマンガンも僅かに混ざっていることにより独特の美しいネオンブルーになると言われています。（ネオンカラーを生成するのは銅が一番の要因となります。）
銅の含有量は産地によって大きく異なりますが、一般的なアフリカ産などの鉱物には銅が0.1％～0.8％であると言われています。それに対しトルマリンの産地、ブラジル産の鉱物にはほとんどの個体に1.4％以上の銅が含まれていると言われています。そのことからアフリカ産のトルマリンはネオン色が若干弱かったり、全体的にグリーンがかったパライバトルマリンが多いです。しかしながらパライバ産のものでも天然石となりますので個体差は出て、色が薄い物やグリーンがかった物ももちろんございますが、パライバ産の鉱物はその色味の美しさや品質には世界からも定評がございます。
天然石はそれぞれの個体が違う発色をしているので、一つ一つ、石を見る角度によって発色の濃淡が変わり、色々な表情を見せてくれるのも大きな特徴となります。
パライバトルマリンの評価のポイントとしてはやはり、独特のネオン色の強いブルーの発色の個体がその希少性から値段もつきやすく人気が高い傾向にございます。次いでターコイズブルーの発色の個体が評価としては高くなります。
もしお手元にパライバトルマリンをお持ちでしたら色々な角度から見て、ネオンブルーの発色を楽しんでみてはいかがでしょうか？
近年、製品としてのパライバトルマリンは年々数が減少し、希少な鉱物となりました。人気の高い鉱物ですがその希少性から価値も上がり傾向となりますので是非一度、その価値を調べるためにも弊社へご相談くださいませ。

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パライバトルマリンの歴史は宝石の中ではまだまだ浅い宝石です。パライバトルマリンが初めて発見された場所はブラジルのパライバ州、サンジョセタパターリャで発見されました。これが1987年になります。パライバトルマリンは偶然に発見されました。当時、ブラジルの地質調査を行っていたエイトールという人物が発見しました。最初発見されたパライバトルマリンは彩度が薄いものでしたが、後に発見されたパライバトルマリンは彩度が高くブルーやネオンブルーの様な彩度が高く透き通った輝きを放ったものでした。このパライバトルマリンが現在にあるパライバトルマリンのイメージとなっています。パライバトルマリンは他に存在するトルマリンに比べ、独特の色合いで区別されわかりやすく発見の地名にちなみパライバトルマリンと呼ばれるようになりました。
このパライバトルマリンを発見したエイトールは最初販売しようとした時、透き通りすぎて怪しまれ販売できずにいました。その後エイトールはGIAの鑑定書を取り、オークションに出品するとかなりの高値で売却され、さらには世界的に知名度が付くものとなりました。これが1989年の出来事です。ですが1990年ごろにはパライバトルマリンの発掘、生産はピークを迎えてしまいます。この頃に発掘、生産されているパライバトルマリンは品質の良いものが多く希少価値が高いものが多く存在します。その後も現在に至るまでパライバトルマリンの発掘、生産は減り続けています。それに伴いパライバトルマリンの希少価値は高くなり、今はレアな宝石に分類されています。そんなパライバトルマリンは現在では、幻の宝石とも呼ばれています。
比較的新しい歴史の浅い宝石ですが、産出量も少なく本当にレアな宝石ですね。そんなパライバトルマリン、ブランドファンではもちろんお買取りさせて頂いております。ただ幻の宝石とも言われているものなので、実際に鑑定士が拝見してそこから正確に金額をご提示させて頂いております。希少価値が高いものですので、当社抱えている顧客様。業者様に交渉させて頂き高価買取を実現しております。
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