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パライバトルマリンとは?その由来や石言葉、希少価値について解説

パライバトルマリンはトルマリンの一種で、美しく澄んだネオンブルーが特徴の宝石です。
1987年に初めて発見された比較的新しい宝石ですが、品質の良い原石が採れる鉱山はすでに閉山しているため、現在では希少性が高くて価値がある逸品とされています。
この記事ではパライバトルマリンの意味や産地をはじめ、価値のつけられ方や偽物の見分け方などを幅広くご紹介します。
パライバトルマリンについて詳しく知りたい方、買取に出そうか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。




1.パライバトルマリンとは

トルマリンとは特定の石の名前ではなく、30種類以上が属する鉱物のグループを総称した呼び方です。
その中でもエルバイト(Elbaite・リシア電気石)という1種類の中に、パライバトルマリンが含まれています。

パライバトルマリンという名前は、原石が最初に発見されたブラジルのパライバ州が由来です。
パライバ州で初めて見つかったトルマリンですので、そのままパライバトルマリンと呼ばれるようになりました。
1987年にパライバ州のバターリャ鉱山で採掘された際、良質な原石の総量はわずか15kgと少なく、数年で鉱床は底をついてあっという間に閉山となってしまいます。
今では最高品質とされているブラジル産のパライバトルマリンは、宝石業界での流通量が少ないので高額で取引されやすく、幻の宝石として扱われています。
見つかってからまだ40年あまりで採掘量が大変少ないので、アレキサンドライト・パパラチアサファイアとともに「世界三大希少石」に数えられているほどです。

1989年にアメリカのアリゾナ州・ツーソンで開催された、天然石・鉱物・隕石・化石などが登場する世界最大のミネラル・ショー「ツーソン・ショー」にてお披露目されると、すぐさま宝石商やコレクターから注目を集め、現在でも世界中のジュエリー愛好家・商人・セレブたちに愛されるようになりました。
現在でもその神秘的な輝きと美しさから、数ある宝石の種類の中でも高い人気を誇ります。




2.パライバトルマリンの石言葉や意味

パライバトルマリンの石言葉には、始まり・ルーツ・新鮮・癒し・浄化・ヒーリング・希望・ポジティブなどがあります。
青色を見ると「冷静さ」や「誠実さ」といったイメージを抱くことは心理学的に証明されており、パライバトルマリンを身に着けると聡明になって安心感が生まれる効果が期待できます。
また、見つかったばかりの新しい宝石ですので、ルーツやスタートといった意味も含まれています。
そのため、「正直で前向きになりたい」「落ち着いて新しいことを始めたい」と考えている方におすすめです。
さらに、ネオンブルーの独特の色味にはヒーリング作用もあるので、「疲れを取って癒されたい」「身も心もクリアになりたい」という方にも向いています。








3.パライバトルマリンの定義と産地

パライバトルマリンは、発見当初と現在では定義が変わっています。
最初はパライバ州で採れたネオンブルーのトルマリンを、すべてパライバトルマリンと一括りにしていました。
ですが、現在はパライバ州以外でもパライバトルマリンと同質のトルマリンが採掘されるようになったので、青や緑色で銅を含んでいるトルマリンは、産地に関係なくパライバトルマリンと呼ばれるのです。

2000年代に入ると、ブラジルから遠く離れたナイジェリアやモザンビークなどのアフリカでもパライバトルマリンが産出されるようになりました。
これは、大昔は南米大陸とアフリカ大陸がつながっていたためだと考えられています。
パライバトルマリンは南国の海のような透明感のあるブルーが特徴の宝石と思われがちですが、含有している成分や産地によっては柔らかなグリーンも存在します。




4.産地別の色や価値の違い

パライバトルマリンが採れる鉱山は、現在までに世界を見渡してもわずかしか見つかっていません。
今ではブラジルやモザンビークが主要な産地ですが、良質なものは、やはりブラジル産です。
パライバトルマリンは産地ごとに価値が変わり、また産地が変われば採れる色も異なるので、産地別の色や価値の違いを解説します。

4-1.ブラジル産

ブラジル産のパライバトルマリンは、透明感あふれるカラーが持ち味で、最も品質が高いとされています。
また産出量が少ないことから、1カラットあたり10万円以上で取引されるものも珍しくなく、特に高品質のものは数十万円以上、場合によっては100万円を超えるものもあります。
ブラジルでパライバトルマリンが採石される鉱山のうち、バターリャ鉱山のものが最も品質が高く、濃くて色鮮やかなネオンブルーの原石が見つかりましたが、現在は閉山しているので新しく採れません。
現在宝石市場で流通しているブラジル産パライバトルマリンの多くは、リオグランデ・ド・ノルテ州に位置するムルング鉱山のものですが、バターリャ鉱山産に比べると品質は劣ります。

4-2.ナイジェリア産

ナイジェリアはアフリカ大陸の西部に位置している国で、パライバトルマリンの中では比較的マイナーな産地となります。
ナイジェリア産のパライバトルマリンは、ブラジル産のものよりも色味が薄く、淡くて透明感があるブルーが特徴です。
濃い色彩が目を引き、外見だけではブラジル産との区別が難しいと言われています。
また、産出量が少ないので、現在はほとんど市場に流通していません。
ナイジェリアのパライバトルマリンは透明度の高さは高評価を受けていますが、色が薄いものが多いため、ブラジル産のものと比べると宝石としての価値は下がります。

4-3.モザンビーク産

モザンビークはアフリカ大陸の東南部にある国で、現在市場で流通しているパライバトルマリンの多くはモザンビーク産のものです。
モザンビーク産のパライバトルマリンは、ナイジェリア産と同じくらいか、それ以上に色が薄いものが多い傾向があります。
ブラジル産とはまた違う神秘的な色味で、グリーンに寄った色味のものが多いです。
ごく稀にブラジル産のような色の濃いネオンカラーや、1カラット以上の大きいルースが採れることもあり、色が深くて大きければモザンビーク産のものでもやや高い価値がつくでしょう。




5.パライバトルマリンの価値のつき方

パライバトルマリンの価値は、どのようにつけられるのでしょうか。
判断基準となる4つの項目について、詳しく解説します。

5-1.色

パライバトルマリンの価値を大きく左右するポイントとなるのが色で、色が濃くなればなるほど質が高いとされています。
パライバトルマリンは原石に含まれている銅とマンガンの割合によって色が変わるので、産地の地質によって輝きや色味も異なります。
具体的には、ブラジル産は蛍光が強く深いブルー系、ナイジェリアやモザンビークなどアフリカ産は淡くてグリーンっぽいものが多い傾向です。

また、ブラジル産の中でも、パライバ州よりもリオグランデ・ド・ノルテ州で採れたものは、色の淡いものが多く産出されます。
そのため、人気が高いネオンブルーの色味を持つ原石を多く産出するブラジル産、とりわけパライバ州産のものが、一般的には価値が高いと言われています。
今後新しく採掘される原石の中で、パライバ州産のものよりも彩度が高く色の濃いブルーのものが見つかる可能性は、ほとんどないと見込まれています。

5-2.透明度・インクルージョン

パライバトルマリンの透明度も、価値に大きく影響するポイントです。
パライバトルマリンは色の濃さが重視されやすいですが、色が濃くても透明度が低く、色が暗いものは価値がグッと下がります。

ただし、パライバトルマリンは性質上、インクルージョン(内包物)が入りやすい石です。
インクルージョンとは、宝石が生成される過程で混ざってしまった汚れ・ひび・気泡といった不純物のことで、インクルージョンが一切なく透明度がとても高いパライバトルマリンというのはほぼありません。

特に、ネオンブルーの発色の高さで高評価を得ているブラジル産のパライバトルマリンは、インクルージョンが多いという特徴があります。
そのため、パライバトルマリンの透明度をチェックするときは、「インクルージョンは認められるが、宝石全体の輝きや色合いを悪化させていないかどうか」という点が重視されます。
インクルージョンがあっても、全体の輝きや発色など見た目に大きく影響していなければ、価値が下がることはないでしょう。

5-3.大きさ

パライバトルマリンは他の宝石の種類と同様に、大きくて重量があるほど価値が高くなりますが、原石のほとんどは小さな欠片として見つかります。
ですから、1ct(0.2g)を超える大きくて上質なものは非常に珍しいです。
高品質でカラット数も大きいパライバトルマリンは、現在どの国でもほとんど産出されません。

アフリカで採掘されるものはブラジルのものと比較すると大粒ではありますが、3カラット以上のものは滅多に発見されません。
最高品質のものであれば、同じ1ctで比べた場合、ダイヤモンドよりも高値で取引されることもあり、それほど大きいパライバトルマリンは希少性がとても高いのです。

ちなみに、現在見つかっている中で世界最大のカットされたパライバトルマリンは、カナダの宝飾店「カウフマン ドゥ スイス(KAUFMANN de SUISSE)」が発表したネックレスのトップに使用されたもので、重さはなんと191.87ct(38.374g)もあります。

5-4.テリ

パライバトルマリンの価値を決めるには、蛍光度や石の輝きを表す「テリ」も評価されます。
ネオンカラーが鮮明であり、輝きが強いパライバトルマリンは「テリが良い」「テリが強い」として価値が高くなりやすいです。
最初に「ツーソン・ショー」で披露されたパライバトルマリンは、あまりにテリが良かったために人工石だと勘違いされたほどと言われています。
色の薄いパライバトルマリンでも、テリが強くて存在感のある輝きを持った逸品であれば、高い価値がつくでしょう。




6.パライバトルマリンの価値は上がり続ける?

パライバトルマリンの産出量は年々減り続けている一方であり、さらに濃いネオンカラーのものが採石されることも滅多にありません。
そのため、現在市場に出回っている良質なパライバトルマリンは、以前に採石された分から新たに研磨されたものが多くを占めます。

パライバトルマリンは世界中で高い人気を誇っており、海外の宝石愛好家や宝石商が買い占めているため、日本の宝石市場ではほとんどお目にかかれないというのが実状です。
高品質かつ大粒のパライバトルマリンは、日本では入手困難であると言われています。
今後新しく上質なものが採れるパライバトルマリンの鉱山が見つからない限り、その価値は国内・海外を問わず上昇を続けていくでしょう。




7.パライバトルマリンの偽物に注意!真贋の見分け方とは?

パライバトルマリンは希少性が非常に高い宝石であるため、偽物が流通しています。
パライバトルマリンと似ている名前をつけたり、見た目が近い石をパライバトルマリンとして偽ったりして売っている場合があります。

また、GIA(米国宝石学会)というダイヤモンドをはじめとする宝石の鑑別・鑑定を行う世界的な鑑定機関が用いている基準により、銅とマンガンが含まれていないトルマリンは、いくら美しいネオンカラーを帯びていてもパライバトルマリンは名乗れません。
銅とマンガンの両方を含有していないにもかかわらず、パライバトルマリンとして販売されている場合、その宝石は確実に偽物です。

パライバトルマリンの真贋の見分け方として、インクルージョンが認められるかどうかが挙げられます。
本物のパライバトルマリンであれば、必ずとは言い切れませんが、少なからずインクルージョンが見られます。
透明感が高すぎたり、全くインクルージョンが見つからなかったりするパライバトルマリンは、本物かどうか疑いましょう。




8.鑑別書と分析報告書をチェックしよう

アパタイトも処理済みのトパーズも、宝石の専門知識や審美眼がないと見分けがつきづらいです。
そのため、もしパライバトルマリンに鑑別書や分析報告が付属していれば、購入前に必ず確認してください。
通常、パライバトルマリンの「鑑別書」には【鉱物名:天然トルマリン】、【宝石名:トルマリン】と記載されます。
鑑別書に「パライバ」という固有名詞が載っていたら、その宝石は鑑別書も含めて偽物の可能性がとても高いです。

しかし、中央宝石研究所(CGL)や東京宝石科学アカデミーなどの宝石専門の鑑定機関が発行する「分析報告書」には、パライバトルマリンと記載されています。
その際には、「パライバトルマリンと呼ばれていること」「銅とマンガンの含有量」など特定の事項を併記することが決められています。
パライバトルマリンを買取に出す場合、売りたい宝石がパライバトルマリンであることを証明するためにも、鑑別書と分析報告書をセットで鑑定士に提示することがおすすめです。




9.パライバトルマリンのお手入れ方法

パライバトルマリンはインクルージョンが多い宝石ですので、どうしても割れやすい・欠けやすいという特徴があります。
ですので、身に着けていないときは保存箱に丁寧にしまうなど、できるだけ衝撃を与えないように気をつけて扱いましょう。
また、内部のひび割れが悪化する恐れがあるため、微振動で汚れを落とす超音波洗浄機や、高温で汚れを落とすスチームクリーナーなどの使用は避けてください。
汚れが気になるときのお手入れ方法としては、流水で軽くこすり洗いをしたり、乾いた柔らかい布で拭いたりする程度に留めましょう。
さらに、パライバトルマリンは直射日光を長時間にわたり浴びると変色する可能性があるので、紫外線の当たらない暗くて涼しい場所での保管がおすすめです。




10.買取に出すなら知識豊富な鑑定士がおすすめ

アパタイト・アクアマリン・ブルートパーズなどは、パライバトルマリンに似たような見た目をしています。
そのため、宝石の専門知識を持っていなかったり、宝石の査定経験が乏しかったりする鑑定士が見ると、宝石の種類を間違えて認識して相場より安い買取価格を提示されるかもしれません。
せっかく高級品のパライバトルマリンを売るのですから、しっかり価値を見抜いたうえで適切な金額で買い取って欲しいですよね。
そのため、パライバトルマリンを売却したいなら、知識が豊富な鑑定士に査定を依頼することをおすすめします。
数多くの宝石を査定した実績があり、専門知識も豊富である鑑定士に見せれば、パライバトルマリンを高価買取してもらえることが期待できます。




11.まとめ

非常に価値の高く「幻の宝石」と称されるパライバトルマリンは、癒し・スタート・ポジティブといった前向きな石言葉を持つ美しいネオンブルーの宝石です。
産出量は年々減っているため、上質な原石が採掘できる鉱山が新しく見つからない限り、どんどん希少性が増して価値が高くなることは間違いないでしょう。
現在市場に流通しているパライバトルマリンの数は限られているため、お持ちのパライバトルマリンは思わぬ価値を持っているかもしれません。
色や産地によって価値が変わるので、気になるお品物がございましたらまずはお気軽にご相談下さいませ。

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