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ダイヤモンド原石の選び方|種類や特徴、価値を解説

カットや研磨など、加工を施す前のダイヤモンドの原石はそれぞれ個性的な形をしています。その為ダイヤモンドの原石を選ぶ際はその種類や特徴を理解し目的に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事ではダイヤモンドの原石にはどのような種類や形があり、どのように評価されているのかについて詳しく解説していきます。買取時・購入時のポイントや注意点についてもあわせて紹介しますので、ダイヤモンドの原石に興味がある人は必見です。




1.【基礎知識】ダイヤモンドの原石とは

「ダイヤモンドの原石」という言葉は比喩的表現としても使われます。たとえば「君はダイヤモンドの原石だ」というと「鍛えたり学んだりすることで開花する可能性を秘めた人材だ」という意味になります。

しかし実際のダイヤモンドの原石はすべて磨けば輝くというわけではありません。原石のもつ特徴や種類によってその品質は区別されているのです。まずはダイヤモンドの原石の種類や特徴についてみていきましょう。

ダイヤモンドの原石とは採掘されたままの結晶状態のダイヤモンドを指します。原石は地表から約200km下の地中で炭素に高熱と高圧が加わることによって生成されるのです。

実は加工される前の段階のダイヤモンドには美しい輝きはありません。ダイヤモンドの原石は白っぽい色合いをしています。原石とカット済みの石(ルース)は別物であり、ルースは原石が研磨された状態です。

ダイヤモンドの原石にはさまざまな形があり、宝石用や工業用などの用途に応じて名称が分類されています。ダイヤモンドの原石が美しい輝きを放つようになるのは職人による洗練された加工が施された後です。




2.【3つの品質】ダイヤモンド原石の種類と特徴

採掘されたまま加工されていない状態のダイヤモンドの原石は別名「ラフ・ダイヤモンド」や「ダイヤモンド・ラフ」などと呼ばれています。ダイヤモンドの原石には宝石用と工業用があり、品質によっていくつかの種類に分けられているのです。

宝石として扱われている質が高いダイヤモンドの原石には以下の3種類があります。

1.ソーヤブル(美しい輝きを持つ最高級のダイヤモンド原石)
2.メイカブル(カットや研磨で輝く不規則な形状のダイヤモンド原石)
3.ニアジェム(カットや研磨をすることで宝石としての価値が出る原石)

ここからはダイヤモンドの原石の品質ごとの種類について詳しく紹介していきます。

①ソーヤブル
「ソーヤブル」は宝石用のダイヤモンド原石の中でも最も希少で高品質なものです。全体の約20%の原石が該当し主にアフリカ南部のナミビア共和国やロシア連邦で採掘され、原石だけでなく加工されたルースも高値で取引されているのが特徴です。

原石は基本的に「八面体」の形状をしており、研磨時には1つの結晶から2つのルースが生まれます。流通上、正八面体の結晶が「ソーヤブル」と呼ばれる傾向です。

ソーヤブルは最も理想的な形状ではあるものの、産出量が少ない特徴があります。大きいサイズであればあるほど希少性が高くなり価値も非常に高くなるのです。

②メイカブル
「メイカブル」はダイヤモンドの原石の中でソーヤブルに次ぐ希少性を持っています。形は不規則で整っていないため、研磨方法が限定されるのが特徴です。そのため原石ごとに最適な加工方法を検討しなければなりません。

メイカブルは八面体や十二面体の結晶ではあるものの明確な形の定義はなく、1つの結晶から1つのルースが生まれます。美しい輝きを放つため高い人気がありますが、最適なカットを施せるかどうかで価値が左右されるのが特徴です。

そのためカッター(研磨職人)の技術が大きく影響する原石でもあります。不定形なメイカブルの魅力を引き出すためには熟練のカッターによる最適なカットが必要です。

③ニアジェム
「ニアジェム」は宝石として使用されているダイヤモンド原石の約80%を占めています。品質はソーヤブルやメイカブルに劣り、工業用に近い品質なのが特徴です。インクルージョン(内包物)が多く透明度が低いことから高級ジュエリーには使われていません。

ただしレーザードリルホール(LDH)や樹脂を使ったトリートメントを施すことにより低価格帯のジュエリーに使用されることはあります。リーズナブルなアクセサリーに多く使われているため価格重視の人におすすめの原石です。




3.ダイヤモンドの原石の形と八面体

ダイヤモンドの原石の形は主に「八面体」が多いです。それぞれ個性を活かしてルースへと加工され、美しい形で透明感のあるものはジュエリーやコレクターアイテムとして重宝されます。ここからはダイヤモンドの原石の形(シェープ)について詳しくみていきましょう。

八面体とは?

「八面体」はダイヤモンド原石の基本的な形で、表面が8つの三角形に囲まれた立体の結晶のことです。八面体は4本の炭素原子が結合し合った結果、結晶構造が均一になることにより生成されます。

形の整った「正八面体」はカットしやすい特徴があるものの産出量は全体のわずか5%ほどしかありません。正八面体で透明度が高い原石には美しさを最大限に引き出すべく「ラウンドブリリアントカット」が施されます。

【5つの形状】原石の形(シェープ)の種類

ダイヤモンドの原石の形には個性があり、以下の5つの形状に分類されます。

ストーン 正八面体(ピラミッドを上下に繋げた形)
シェープストーンに次ぐ品質があるが、結晶の規則性にばらつきがある
クリーベッジ結晶が不規則でいびつ(個々に合ったカットが必要)
マクレ双晶で薄く、三角形に近い
クラット結晶が不規則で薄い板状

上から順に価値や品質が高いとされており、下にいくほど規則性や厚みが失われます。ストーンは結晶構造が最も規則正しく、研磨後は美しいダイヤモンドになる形状です。一方クラットは薄い板のような形状をしており、メインのダイヤを引き立てる役割で使われています。

①ストーン
「ストーン」は正八面体の形状をしたダイヤモンドの原石です。ピラミッドを上下に繋げたような形状をしており、規則正しい結晶構造のため研磨後の美しさは格別になります。

ストーンの主な加工方法は一般的なダイヤモンドの形である「ラウンドブリリアントカット」です。立体的なストーンの特性を活かして上に向かって広がり、頂点は少しすぼまるような独特な形で切り出されます。

②シェープ
「シェープ」はストーンに似た形状をしているダイヤモンド原石ですが形状がやや不安定でばらつきがあるのが特徴です。結晶構造の規則性にも若干のばらつきがあり完全な正八面体ではありません。

しかし品質はストーンに次いで高く、研磨加工を施すことで美しいダイヤモンドになります。シェープにはその個性を活かしたカットが施され独特の輝きを放つジュエリーになるのです。

③クリーベッジ
「クリーベッジ」は結晶が不規則で形もいびつなダイヤモンド原石のことを指します。シェープよりもさらに不規則で均衡が取れていない凹凸のある形が特徴です。宝石用語で「へき開」という意味を持ちますが、この原石については「割れた・不一致の」という意味で使われています。

クリーベッジはそれぞれの原石に見合ったカットが施され、独特の美しさを持つジュエリーに仕上がる傾向です。

④マクレ(マクル)
「マクレ(マクル)」は三角形で薄い形状をしたダイヤモンド原石です。厚みが薄く双晶という特徴を持ちます。双晶とは同種類の結晶が規則的に結合し、鏡面対象になっている状態のことです。

マクレは独特の形状や特性を持っているため、さまざまなカットが可能であり美しいジュエリーに仕上がります。その特性からマクレは分割せずにそのまま「トライアングル(トリリアント)カット」や「ハートシェイプカット」が施される傾向です。

⑤クラット
「クラット」は薄くて平べったい板状のダイヤモンド原石です。結晶が不規則で薄い板状のため多くが「テーパードシェイプ」「バケットシェイプ」などにカットされます。ジュエリーの中でも飾り部分に使われることが多い傾向です。

カットが施されたクラットは煌びやかな輝きを放ちながら主役の宝石をサポートし、メインの宝石を引き立たせます。美しいジュエリーのデザインに貢献するのがクラットの役割です。




4.ダイヤモンド原石の磨き方とカリナン

ここからはダイヤモンドの原石が宝石になるまでの工程について紹介していきます。先述したように原石は磨かなければ輝きません。さらに質や形状に合わせた技術でカット・研磨する必要があります。

ダイヤモンドの原石の磨き方や、カットと研磨をしたことで有名になった史上最大の原石「カリナン」について解説しますので詳しくみていきましょう。

ダイヤモンドの原石を磨く方法

ダイヤモンドの原石を磨くプロセスには精巧な技術と緻密な計算が求められます。原石の研磨をおこなうステップは以下の通りです。

1. 原石を評価して最適なカットと磨き方を決定する
2. ダイヤモンドソー・レーザー・切断線に沿ってカットする
3. 研磨盤にダイヤモンド研磨剤を塗布し、表面を摩擦する
4. 輝きが最大限になるまで1~3を繰り返す

ダイヤモンドの原石は状態が1つ1つ異なるため、まず大きさ・形状・内部の欠陥などを吟味しなければなりません。原石の状態を評価し、宝石にした時に価値が最大化できるような計画を立てます。

カットが完了したあとはダイヤモンドの表面に均一な輝きを与え、内部の光の反射を最大化するために必要な「磨き」の工程です。磨きの技術は高度であり熟練した職人が長年の経験を活かして、美しいダイヤモンドへと仕上げていきます。

カリナンとは?

「カリナン」は1905年に南アフリカのトランスバールで発見された史上最大のダイヤモンド原石です。重量は3106カラット(約621g)でその価値は現在のレートで2000億円以上だといわれています。原石はカリナン鉱山の創立者である「トーマス・カリナン」に因んで名づけられました。

英国王「エドワード7世」に献上されたカリナンはダイヤモンドカッター師であるジョセフアッシャーの進言によりカットされ、9つの大きな宝石と96個の小さな宝石に分割されました。9つの大きな宝石は「カリナンⅠ世~Ⅸ世」と命名され、英国王室の王冠や王笏に使用されています。

現在カリナンはロンドンのジュエルハウスに展示されており、英国王室の女性が身につけるアクセサリーにも使用されているようです。

この歴史的なダイヤモンドはエドワード7世が「そのまま保存するか、カットするか」で悩んだ末、輝きを最大限引き出すカットを選択したことから世界中から注目を集めています。




5.【買取】ダイヤモンド原石の価値と評価基準

ダイヤモンドの原石の価値は個々に異なります。これから購入する人も評価基準を把握しておけば手放す際の参考にできるでしょう。ここからはダイヤモンド原石を買取する際の評価基準である「4C」やダイヤモンド原石の買取について詳しく解説していきます。

原石の価値を評価するポイント

ダイヤモンドの原石を評価する基準に「4C」があります。以下の要素を総合的に判断し、ダイヤモンドの価値は決定されているのです。

カラット(Carat) ダイヤモンドの重さをあらわす数値
カラー(Color)ダイヤモンドの色に関する数値
クラリティ(Clarity)ダイヤモンドの透明度に関する数値
カット(Cut)ダイヤモンドの輝きを左右する「カット」に関する数値

カラットは重さをあらわし、1カラット0.200gで計算される数値です。カラーは無色・透明なほど高品質とされ、クラリティはキズ・欠け・内包物の有無などから総合的に判断されます。

カットは研磨加工された面や形状のバランス・光の反射を評価に加味するのが特徴です。4Cすべての要素で高い評価を得たものが必然的に価値が高くなりますので、これから原石を選ぶ際にはまずこの4Cを理解しておくといいでしょう。

ダイヤモンドの原石の買取について

カット済みダイヤモンドを買取している業者は多いのですが、原石の買取をしてくれる業者は一部のみになります。ダイヤモンド専門の買取業者や、メレダイヤも査定し買取している業者のみが対象となるでしょう。

ダイヤモンドの原石の中でも希少性の高いソーヤブルやストーンは高額査定が見込めます。大きさも査定に影響するため、大きいものほど価格は期待できるでしょう。メイカブルも形によっては高額査定が可能です。ただしニアジェムの場合は、大きさや形状によっては査定が難しい場合があります。




6.【購入】ダイヤモンド原石の選び方と注意点

最後にダイヤモンド原石を選ぶ際のポイントや注意点について解説していきます。これから原石の購入を検討しているという人はぜひ参考にしてみてください。

ダイヤモンド原石を選ぶ際のポイント

ダイヤモンドの原石を選ぶ際のポイントは、形が整った透明度の高いものを選ぶことです。八面体や六面体・平たい三角形などさまざまな形で産出されるため、ラフカットダイヤモンドとしてカットや研磨をせずに楽しむという方法もあります。

また表面に「トライゴン」と呼ばれる三角形の痕跡が見えるものや強い蛍光性を持つものなど、個性的な原石を楽しむのもおすすめです。世界に2つとないダイヤモンド原石を集める楽しみもあるでしょう。

原石購入時の注意点

グレードを追求する場合はカラット数から選び、鑑定書付きの商品を選ぶと満足感が高まるでしょう。宝石品質として評価されない原石は「工業用ダイヤモンド」として利用されるため、価格が安くなります。

市場には天然ダイヤモンドと合成(人工)ダイヤモンドが混在しているため注意が必要です。正確な説明を受けて購入者が納得して購入する場合は問題ありませんが、中には天然ダイヤモンドだと偽って合成ダイヤモンドを売りつける悪徳業者も存在します。

そのため購入時にはしっかり調査し信頼できるショップかどうかを見極めることが大切です。合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見分ける知識を身につけ、価値に見合った価格で購入するよう心掛けましょう。




7.まとめ

カットしたダイヤモンドの輝きも素晴らしいですが、原石の持つ生まれたままの素朴な輝きも魅力の1つです。これから購入を希望している人は紹介した形状や品質についてしっかり吟味した上で、ダイヤモンドの原石を選ぶよう心掛けてください。

また売却を検討している人は試しに査定を受けてみて、ダイヤモンドの適切な価値を判断してもらうのもいいでしょう。

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