エルメス ボリード買取

ボリードは、エルメスが創業100周年を迎えた1932年に、エミール・エルメスがデザインしたバッグです。元々は馬の鞍を作っていたエルメスが、自動車が普及するに伴い、自動車用のバッグを作ることになりデザインされたと言われています。
丸みを帯びたデザインが特徴的。丈夫な革製のハンドルが付いていて、バッグの開閉には、丸い金属製のロックが使われています。エルメスの伝統的なクラフトマンシップと高品質の素材を使用して作られており、手作業による熟練した職人の技が光ります。
ボリードは、カーフスキンやエキゾチックレザーなどの革素材を使用したり、バッグのサイズによっては、トラベルバッグとしても使える大型のサイズがあります。また、カラーバリエーションも非常に豊富で、シンプルで飽きのこないデザインが人気を博しています。
エルメスの中では比較的手頃な価格帯に位置するボリードは、エルメスを手軽に楽しむことができるバッグの1つとして、世界中の人々から愛されています。
特別な限定版やカスタマイズされたバージョンも存在するため、コレクションアイテムとしても注目されています。

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1920年に登場した半楕円形のファスナー付きバッグです。エルメスでは初めてファスナーを採用したバッグであり、防犯面に優れ、収納力があり、その独特な形状から現在まで人気を博しているアイテムです。
厳密には1923年の登場なのですが、1920年の登場当時『ブガッティ』というフランス高級自動車の名前から命名されたバッグだったのですが、一説によれば、登場以降半楕円形のバッグを『ブガッティ型』と一般的に総称されるようになったため、レーシングカーの名前から『ボリード』と改名したそうです。
1920年当時、交通手段が自動車へと移行していった時期であり、その時に使用する想定のバッグとして生み出されました。当時はまだまだ馬車から自動車に移動手段が移行している時期であり、当然ながら道路の舗装などはガタガタでした。都市部ですらそうなのですから、それ以外は推して知るべしといったような状況であり、そうなれば口の空いたバッグではものが飛んでしまいます。ファスナーを採用したのはそういった事がないようにするためでしょう。
ちなみにボリード1923というモデルは、発売当時のモデルを復刻したもので、ファスナープルが二つ付いており、最新のものではなくなってしまいましたが、オープンポケットがついているタイプもあり、当時のデザインを楽しむことも出来ます。
ボリードは年間テーマによってさまざまな遊び心あるデザインが登場しており、コレクションされる方も少なくありません。
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