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ロレックスのオーバーホールの費用を解説!日本ロレックスと時計修理業者どちらがおすすめ?

ロレックスは高い防水性と堅牢なイメージから、オーバーホールの必要性に疑問を持つ方も少なくありません。しかし、ロレックスには精密な内部機構があり、日常的な使用によるパーツの摩耗やオイル切れなどの影響を受けやすいため、定期的なオーバーホールが必要です。

ロレックスのオーバーホールにかかる費用は、日本ロレックスと時計修理業者のどちらに依頼するかで異なります。

本記事ではオーバーホールにかかる費用や依頼先のそれぞれのメリット、オーバーホールの工程などをご紹介します。自分の目的に合った依頼先を見つけるために、ぜひ参考にしてください。





1.ロレックスのオーバーホールはいくらかかる?

ロレックスのオーバーホールにかかる費用は、時計本体のモデルや依頼先によって異なります。それぞれの特徴を把握し、自分のニーズに合った依頼先にお願いしましょう。

ここでは以下の2つの依頼先をご紹介します。

■ 日本ロレックス
■ 時計修理業者

それぞれの費用目安と特徴をひとつずつ解説します。




日本ロレックスに依頼

ロレックスの正規店である日本ロレックスにオーバーホールを依頼した場合、6~11万円ほどかかるとされています。以下は日本ロレックスのオーバーホール基本技術料金表です。

モデル名料金
オイスターパーペチュアル65,000円
デイトジャスト71,500円
エクスプローラーI77,000円
GMTマスター77,000円
サブマリーナー77,000円
サブマリーナー・デイト77,000円
デイトナ88,000円
デイデイト88,000円
スカイドゥエラー110,000円
※2023年1月時点

実際はオーバーホールから修理費用などが加算されることが多いため、「基本料金+部品交換代」と考え、予算は多めに想定しておくとよいでしょう。また日本ロレックスは2023年3月に、この基本料金からさらに値上げを行っている点に注意が必要です。

オーバーホールにかかる実際の費用は時計技術者が点検するまではわからないため、まずは日本ロレックスに依頼し、見積もりを出してもらうことをおすすめします。






時計修理業者に依頼

時計修理業者にロレックスのオーバーホールを依頼すると、費用はおおよそ3~6万円程度です。業者によって費用は異なりますが、日本ロレックスと比べると、半額ほどでオーバーホールを依頼できるでしょう。

ロレックスはパーツの流通量が比較的多いブランドで、とくに希少性の高いモデルや型番でなければ純正パーツが使用される可能性は高いといえます。しかし、なかには社外パーツを使用する時計修理業者もあるため、オーバーホールを依頼する前には純正パーツの使用について確認することが重要です。

純正パーツ以外の使用は、時計本体のリセールバリューの低下や故障時にロレックス正規店のサービスが受けられない恐れがあります。

資産価値が高いロレックスの価値を維持するためにも、純正パーツの交換に対応しているかどうかを確認するようにしましょう。




2.ロレックスのオーバーホールはどこがおすすめ?

日本ロレックスと時計修理業者のどちらにオーバーホールを依頼するかは、自身の優先順位によって決めましょう。

■ 安心感重視:日本ロレックスを利用
■ コスト重視:時計修理業者を利用

それぞれの持つメリット・デメリットを解説します。




【安心感重視】日本ロレックスを利用する

日本ロレックスはロレックスの正規店であり、高い技術力を持った専門の時計技術者が対応するため、安心感を得られることが大きな魅力です。ロレックスの厳格な品質基準により、基準を満たさない部品は純正パーツに交換され、社外パーツが使用されることはありません。

さらにオーバーホール完了時には2年間有効な「国際サービス保証書」が発行され、そのロレックスが「本物」であると証明することが可能です。ロレックスの売却を検討している場合は、この保証書を査定時に出せば信頼性を高める大切なポイントとなります。

また保証書が1年以内のものであれば、整備された時計だと査定員に認識され、リセールバリューが高くなることがあります。

日本ロレックスに依頼するデメリットは、オーバーホールにかかる費用でしょう。時計修理業者に依頼するよりも半額以上高くなるため、事前に十分な予算を用意しておくことが大切です。




【コスト重視】時計修理業者を利用する

時計修理業者の利用は、日本ロレックスよりも大幅にオーバーホール費用を抑えられるため、予算に限りがある方やコストを最優先したい方に適しています。コスト重視の方は、日本ロレックスではなく、時計修理業者や修理を請け負っている時計専門店を検討しましょう。

ただし、オーバーホールの費用は時計修理業者によってさまざまです。コストを重視しすぎて相場よりも安価な業者に依頼すると、技術力の低い技術者が対応する恐れがあります。結果的に精度の低下や防水性の損失、さらには余計な修理コストがかかってしまうリスクも考えられるため、時計修理業者は慎重に選ぶようにしてください。




信頼できる時計修理業者とは?

信頼できる時計修理業者は以下の3つのポイントから判断することが可能です。

1. 資格の有無
2. 実績の有無
3. 評判のよい時計店と提携しているか

「時計修理技能士1級」または「公認高級時計師」の資格を保有した技術者が在籍しているかを確認しましょう。時計技能士は1~3級の等級が設定されている国家資格で、1級保持者は高い技術力があるという証明です。

「公認高級時計師」は日本時計師会公認の資格で、難易度の高い資格といわれています。実務経験が必要のない試験ではありますが、そのむずかしさから世間にも認められている資格です。

相場よりもオーバーホール費用が安価であった場合、資格を保有していない技術者が担当する場合があります。ロレックスを長く大切に使用するためにも、「時計修理技能士1級」のような資格保持者がいる業者へオーバーホールを依頼しましょう。

また、年間のオーバーホール件数や取り扱っているブランドの種類など「実績」を確認することで、時計修理業者の経験や信頼性をはかることができます。

技術者の資格や実績は公式サイトで公開されていることが多く、検討の際にはぜひチェックしてみてください。

時計修理業者の提携する時計店がわかれば、そちらにも注目してみましょう。時計店の口コミにポジティブな内容が多く見られれば、よい時計店であると考えられます。

優良な時計店からロレックスを購入し、提携する時計修理業者へオーバーホールを依頼する方法もおすすめのひとつです。




3.ロレックスのオーバーホールの必要性とは

ロレックスはつくりが精巧で耐久性が高いことで知られていますが、長期的な性能と正確性を維持するにはオーバーホールが欠かせません。

本章ではロレックスのオーバーホールの必要性や頻度、工程などを詳しく解説します。




ロレックスのオーバーホールとは

オーバーホールとは腕時計を分解し、洗浄することをいいます。腕時計に定期的なメンテナンスを施すことにより、長期にわたって正常な動作が可能となる大切な工程です。

分解・洗浄のほかには一つひとつの部品を細かく点検し、必要があれば交換を行います。100以上の部品で動いている腕時計の内側に入り込んだゴミや、劣化した部品をチェックすることで大きな故障を防ぎ、精度を維持することができるのです。




ロレックスにオーバーホールは必要か?

耐久性が高いとされるロレックスも、オーバーホールを定期的に行わないとその性能を維持することができません。たとえば、以下のような問題が発生する可能性があります。

■ 防水性能の低下
■ 防水機能の低下によるサビ
■ オイルの乾燥による内部部品の摩擦
■ 時間精度の劣化

どの問題もロレックスを快適に、長期間にわたって使用するには避けなければならないものです。オーバーホールには費用がかかりますが、愛用するロレックスを長く使用するためにもこれらの問題を未然に防いでいきましょう。




ロレックスのオーバーホールの頻度

ロレックスの適切なオーバーホールの頻度は、公式サイトで「10年以内にオーバーホールを受ける」ことを推奨しています。ただし、使用頻度やモデルによって異なります。

実際には、使用しているなかで時計の動作や着用感に気になる点があれば、推奨期間は待たずオーバーホールを依頼しましょう。「10年以内」は一般的に良好に動作するロレックスの目安であり、不具合が生じた場合は早めにオーバーホールへ出すことが重要です。




ロレックスのオーバーホールにかかる時間

オーバーホールは時計の分解から始まり、丁寧な動作チェックが繰り返されるため、ある程度の期間が必要です。オーバーホールにかかる時間は依頼先や時計の状態、モデルによって異なりますが、一般的には以下のような期間が目安となります。

日本ロレックス約1ヶ月
時計修理業者約3~6週間前後

日本ロレックスでは分解・洗浄を行い、部品のチェックや精度の検査を終えたあと、ロレックス独自の検査に24時間以上を費やします。

さらに依頼数が多いことも、時計修理業者より日数を必要とする要因です。ロレックスのオーバーホールを早めに終えたいという方は、信頼できる時計修理業者に依頼を検討してみてください。



4.ロレックスのオーバーホールの工程

ロレックスのオーバーホールでは、主に以下の工程を行います。

■ 外観・動作の確認
■ 分解
■ 部品の洗浄
■ 部品の交換
■ 組み立てと注油
■ 防水の検査
■ 最終品質の検査

一つひとつの工程をくわしく見ていきましょう。




外観・動作の確認

技術者が時計のバックルやキズの有無、時間精度のズレ、防水機能の低下などを詳細に確認し、見積もりを作成します。依頼者が見積りを承認すると、いよいよオーバーホール作業が開始されます。

この時点で部品交換が必要な部分にめどをつけており、その見積もりが予想以上に高額であれば、依頼者はキャンセルすることも可能です。




分解

時計からブレスレットを取り外し、ダイアルと針がついたままムーブメントをケースから分けます。分解の過程で、防水機能低下によるサビの発生や部品の劣化、オイル切れ、時計本体とブレスレットの接続具合など、さまざまな点を念入りに確認します。

細かい部品については顕微鏡を使用し、劣化などを見落としません。確認後はムーブメントを分解し、ロレックスの品質基準に満たない部品は交換されます。




部品の洗浄

分解した部品を超音波洗浄機にかけ、細かい汚れを落としていきます。細かいゴミなどもロレックスの故障原因につながるため、入念に洗浄が行われます。

時計にキズがあれば研磨を行い、きれいに復元することが可能です。研磨は専門的な技術が必要であるため、オーバーホールへ出すと外観をきれいに保てることもメリットのひとつといえるでしょう。




部品の交換

洗浄後、交換が必要と判断された部品の交換が行われます。日本ロレックスでは純正パーツのみが使用されるため、時計の品質と価値が保てることは正規店に依頼する大きな魅力のひとつです。

社外パーツが使用されると改造品という扱いになってしまい、その後日本ロレックスでは修理などを受け付けてもらえません。リセールバリューにも影響するため、時計修理業者に依頼するときはパーツの種類にも気をつけましょう。




組み立てと注油

分解されたパーツで、ムーブメントを再び組み立てていきます。このとき、パーツにはいくつもの注油を行います。オイルが果たす役割は、パーツ同士の摩擦や摩耗を防ぐことであり、時計の精度にも関わる大切な工程です。

組み立てが完了すると、ロレックスの厳格な基準に従って精度の調整を行い、ポリッシュ仕上げやサテン仕上げが施されます。その後、ムーブメントはロレックスが定める検査を経て、24時間以上もの時間をかけて徹底的にチェックされます。




防水の検査

防水性能を備えた時計に対しては、防水の検査も実行されます。防水検査は時計本体を水中に沈めて耐圧検査を実施し、防水性を確認します。

既定の水圧に耐えられるか検査が行われるため、ロレックスが手元に戻ってきたあとマリンスポーツや日常生活においても快適に使用することが可能です。




最終品質の検査

ブレスレットが取り付けられ、時計を組み立て終えたら品質の検査が行われます。時計の動作はもちろんのこと、外観もロレックスの基準を満たしているか入念に確認されます。

最終検査には約一週間かかるともいわれており、ロレックスのオーバーホールがいかに丁寧に行われるかを伺い知ることができるでしょう。品質が基準を満たしていれば、専用のポーチに入れられ「国際サービス保証書」とともに返却されます。




5.ロレックスの修理費用目安

オーバーホールには、一般的に修理費もかかります。この修理費に同意しないと、日本ロレックスではオーバーホール自体を受け付けない場合があるため、事前に修理費の目安を把握することが大切です。

以下ではよくある故障や修理にかかる費用を解説するため、ぜひ参考にしてください。




風防が割れている

風防とは文字盤を覆っている透明のケースを指します。この部分は傷がつきやすく、衝撃が強い場合には割れることも多い箇所です。風防は人目につきやすくロレックスの持つ風格に大きく影響し、修理しないまま使用を続けるとヒビが拡大する恐れがあります。

風防が割れてしまったりヒビが入ってしまったりしたときは、速やかに修理へ出しましょう。風防の割れに対しては、「交換修理」が行われます。プラスチック製の風防であれば、交換費用は約5,000円程度。サファイアガラス製の風防は約20,000円程度かかります。

ただし、風防が割れたということは内側に細かいゴミや水が入り込んでしまっている場合も。そういったときは風防の修理費用のほかに別の修理が必要になることもあり、さらに増額する可能性があります。




ブレスレットが破損している

ロレックスのブレスレットには、主に以下の素材が使用されています。

■ ステンレススチール
■ イエローゴールド
■ ホワイトゴールド
■ レザー
■ プラチナ

ゴールドは18金で高品質な素材が採用されており、ロレックスの高級感を際立たせます。このうち金属製のブレスレットは主に5連または3連タイプで、5連タイプはロレックスを代表するデザインです。

そのほかにはオイスターブレスレットやパールマスターブレスレット、ジュビリーブレスレットなどが展開されており、さまざまなデザインを楽しむことができます。

このブレスレットが、細かいパーツで形成されていればそれだけ故障の原因にもつながりやすく、定期的なメンテナンスが必要です。破損状態により修理費用が異なり、たとえばコマ留めのピンが切れた際の修理費用は10,000円以上かかります。もしブレスレットコマをなくしてしまったら、全体の交換が必要とされ、それ以上の費用がかかってしまうでしょう。

素材がステンレス製であれば10,000円ほどと予想されますが、高品質素材の18金であればおおよそ10万円、プラチナであれば20万円以上かかるケースもあります。




リューズが破損している

リューズは時計の針やカレンダーの調整を行う役割を果たすパーツです。時計のなかでも劣化しやすいパーツといわれています。

リューズの破損や劣化がある場合は、オーバーホールをして問題があるリューズの交換を行います。これにはオーバーホール費用と交換費用がかかり、最終的な修理費用は高額になることが一般的です。さらにリューズを紛失していると、購入費用が上乗せされます。

結果的には40,000~80,000円程度と考えられますが、モデルや交換する部品によってもその金額は異なるため注意しましょう。




針が止まっている

もしロレックスの針が止まっていたり、動きが悪かったりしたときはとくに注意が必要な故障といえます。緊急性を要するトラブルと考え、早めに日本ロレックスや時計修理業者に依頼しましょう。

針が止まってしまった原因を探るために、まずはオーバーホールを行います。針が止まる原因は、主に以下の2つです。

■ 時計内側のパーツが劣化・破損している
■ パーツ同士の摩耗を防ぐオイルが切れてしまった

これ以外にも故障の原因は考えられますが、上記の場合オーバーホール費用と修理費用、パーツ交換費用がかかります。交換が必要なパーツや故障箇所により金額は異なりますが、10,000円以上はかかると考えておきましょう。

この10,000円にオーバーホール費用と修理費用が上乗せされることから、相応の費用が必要となります。しかし、ロレックスの針が止まることは重大な故障であるため、ロレックスを長く使用していきたい場合は修理に出すことが大切です。





6.ロレックスのオーバーホールが買取価格に及ぼす影響

ロレックスのオーバーホールは、「定期的なメンテナンス」という考えにより出すことが大切であり、「高額買取のために行う」ということは控えたほうがよいでしょう。というのも、オーバーホールを行ったことによる査定額の増額分が、オーバーホール費用を上回ることはほとんどありません。

オーバーホールはパーツ交換代や修理費用を含むことが多く、高額になりがちです。その分を査定額でカバーできるとは限らず、むしろマイナスになることが多いため、ロレックスの売却を検討しているならばオーバーホールに出すことは控えたほうが無難といえます。

しかしながら、日本ロレックスでオーバーホールを行うと発行される「国際サービス保証書」は、その発行日から1年以内であれば時計の査定額アップが期待できるでしょう。1年以上経過していても社外パーツが使用されていない、真正のロレックスであるという証明になるため、査定へ出す際は「国際サービス保証書」を一緒に提出してください。




7.まとめ

ロレックスのオーバーホールは10年以内に行うことが望ましいといわれています。しかし、針の動きなどに不具合が見られたら、早めに日本ロレックスや信頼性の高い時計修理業者に依頼することが大切です。

日本ロレックスは高価になりがちですが、その分社外パーツが使用される心配がなく、真正品であるという証もできるためリセールバリューを高めることが可能です。一方で時計修理業者は、日本ロレックスに比べてコストを抑えたオーバーホールを実現できます。この際、専門資格や実績の有無を確認することが重要であり、加えて社外パーツ使用しないかを問い合わせましょう。

耐久性の高いといわれるロレックスも、定期的なメンテナンスによりさらに長く愛用でき、長期間にわたって正確な時間を刻み続けることができるのです。
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