オメガ×スウォッチのスピードマスター ムーンスウォッチの種類と魅力について解説
1.【基礎知識】オメガ×スウォッチとは?
このサプライズな結びつきによって生まれたのが「ムーンスウォッチ」と名付けられた特別な腕時計です。ブランドコラボ自体は珍しくありませんが、この組み合わせには「なぜ?」と首をかしげる人も少なくなかったでしょう。
まずはオメガ×スウォッチのコラボレーション内容について、詳しく解説していきます。
オメガ×スウォッチコラボ
「スウォッチ」は、スウォッチグループが1970年代のクォーツショックを受けて生まれ変わる形で1983年に打ち出されたブランドです。一方オメガは同じスウォッチグループの一員ですが、「スピードマスター」などの高級腕時計で広く知られています。
このコラボレーションで生まれたのが「オメガスウォッチ」、通称「ムーンスウォッチ」です。この時計は、オメガの代表作である「スピードマスター」のデザインを基本にしつつ、スウォッチらしい新素材の「バイオセラミック」を使用しています。
カラフルな11種類のバリエーションと、太陽系を中心とした各惑星のイメージをデザインに取り入れているのが特徴です。さらに、手頃な36,300円(税込)という驚くべき価格帯で打ちだされたことで、スピードマスターファンはもちろん新たな時計愛好家にも広く注目されました。
スピードマスターとムーンスウォッチの特別な関係
スピードマスターはオメガを代表する時計です。なかでも「スピードマスター ムーンスウォッチ プロフェッショナル」は、人類初の月面着陸時に宇宙飛行士が着用していたという歴史を持っています。
この名作をベースにした新たなコラボレーションウォッチが「ムーンスウォッチ」です。この時計には、スウォッチが独自のバイオプラスチック素材でスピードマスターを再現したという特徴があります。
そのデザインには、スピードマスターらしい「タキメーター搭載ベゼル」や「左右非対称のケース」がしっかりと反映されているのです。驚くべきは、このムーンスウォッチが数量限定でないにもかかわらず、人気が衰えていない点でしょう。
これは、スピードマスターという高級時計の魅力を、多くの人が手にできる形で提供した成果と言っても過言ではありません。
コラボ品は現在も入手困難である
2.【魅力】オメガ×スウォッチの特徴
1. コンプリートしやすい価格帯
2. こだわりのデザイン
3. 独自開発したバイオセラミック
価格とクオリティ、そしてブランドの話題性を兼ね備えたこのコラボレーションは、多くの人にとってアクセスしやすいエントリーポイントとなっています。一つひとつみていきましょう。
コンプリートしやすい価格帯
これは、オメガという高級時計ブランドを考慮すると、驚きの価格帯と言えるでしょう。ムーンスウォッチのモデルとなったオメガの「スピードマスター ムーンスウォッチ プロフェッショナル」は定価100万円前後です。このことを考えれば、この値段設定が破格であることがわかるでしょう。
ムーンスウォッチはこの価格で全種類をコンプリートできる点です。すべてのモデルを手に入れても、モデル元になった時計1本分よりも安く購入できます。この手頃な価格帯が、オメガやスウォッチの熱心なブランドファンだけでなく、幅広い消費者に高く評価されている理由です。
こだわりのデザイン
独自開発したバイオセラミック
この素材は耐久性が高く、滑らかな触感があるのが特徴です。セラミックは傷に強く、金属アレルギーを起こしにくい素材として知られています。一方で、ヒマシ油を原料としたバイオセラミックは環境に優しい素材です。
このバイオセラミックによって、ムーンスウォッチは驚くほど軽い重量に仕上がっています。一般的な腕時計の重量は100~150g程度ですが、ムーンスウォッチは29.5gという驚くべき軽さを持っているのです。
このように、スピードマスターのデザイン要素を取り入れつつも、素材選びによって独自性を保っているのが、このコラボレーション腕時計の魅力だと言えるでしょう。
3.【2つのモデル】オメガ×スウォッチ腕時計の種類
1. バイオセラミック ムーンスウォッチコレクション
2. ミッション トゥ ムーンシャイン
これらのコレクションの美学は、高い完成度にも関わらず手頃な価格で提供されていることです。既存の高級時計市場に新たな風を送り込んでいるこれらのコレクションは、現代の時計愛好者にとって見逃せない逸品となっています。
①バイオセラミック ムーンスウォッチコレクション
このシリーズは、太陽系の各惑星にちなんで名づけられており、全部で11種類のモデルから構成されているのが特徴です。
1. Mission to the Sun(太陽)
2. Mission to Mercury(水星)
3. Mission to Venus(金星)
4. Mission on Earth(地球)
5. Mission to the Moon(月)
6. Mission to Mars(火星)
7. Mission to Jupiter(木星)
8. Mission to Saturn(土星)
9. Mission to Uranus(天王星)
10. Mission to Neptune(海王星)
11. Mission to Pluto(冥王星)
それぞれ簡単に紹介していきます。
1. Mission to the Sun(太陽)
ホワイトのサブダイアルとインデックスが組み合わせられ、オレンジの針とタキメーター目盛りが全体的にフレッシュで活力溢れる印象です。
2. Mission to Mercury(水星)
特に、ブラックのサブダイアルと外周部がグレーのダイアルの美しさを引き立て、立体感も感じさせます。各目盛りやインデックス、そして針はホワイトで統一され、視認性も高いです。
3. Mission to Venus(金星)
柔らかな楕円形のサブダイアルは、ダイヤモンドのような繊細な模様で囲まれており、そのディティールが多くの女性を魅了しているのです。コレクション内でも一際目を引く愛らしいデザインが、この時計の魅力を高めています。
4. Mission on Earth(地球)
時針・分針とサブダイアルのインデックスにはホワイトをあしらい、空と雲を表現。さらにブラウンの秒針・サブダイアルの針は大地を象徴したデザインです。
ケースバックには宇宙から見た地球のデザインと「MISSION ON EARTH」という文字が刻まれ、この時計が地球のオマージュであることを強調しています。
5. Mission to the Moon(月)
6. Mission to Mars(火星)
特に目を引くのは、サブダイアルの時間と分針が宇宙船の形状になっている点です。ケースは赤、ダイアルやベゼル・ストラップなどはホワイトで統一されており、シンプルながらもインパクトのあるデザインに仕上がっています。
7. Mission to Jupiter(木星)
ケース・ベゼル・ダイヤルはベージュトーンで統一され、秒針とサブダイアルの針、そしてベゼルのタキメーターにはオレンジ色が使用されています。インデックスはホワイト、その他の目盛りやサブダイアルには黒が採用され、視認性とストラップの相性もバッチリです。
8. Mission to Saturn(土星)
これは太陽系でも特にユニークな土星の環を巧みに取り入れたデザインで、他のどのコレクションにもみられない要素です。ベゼル・サブダイアルにはブラウン、秒針・クロノグラフの針にはカーキが使われています。
この独特なデザインは、上品さとミリタリーテイストを兼ね備えており、非常に個性的なモデルになっているのです。
9. Mission to Uranus(天王星)
天王星をテーマにしたこのモデルは、ギリシア神話の天空神である「ウラヌス」にちなんで名付けられ、その神秘的な青色をペールブルーで表現しています。ストラップ・ベゼル・インデックス・針にはホワイトが採用されており、全体的にバランスの取れたデザインです。
10. Mission to Neptune(海王星)
ダイアルは深いネイビーブルーで、インデックスや各針は爽やかなホワイトで統一されているデザインです。また、ブラックのストラップがこのモデルにシャープな雰囲気をもたらしており、その絶妙なクールさが魅力となっています。
11. Mission to Pluto(冥王星)
特に、6時の位置のサブダイアルにはホワイトの針が使用されており、デザインへの深いこだわりが感じられます。各サブダイアルはバーガンディーとピンクのグラデーションカラーを採用しており、独自の美学を放っているのが特徴です。
②ミッション トゥ ムーンシャイン
現在発売されているモデルは以下の7種類です。
1. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102】(2023年3月7日)
2. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-104】(2023年4月6日)
3. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-105】(2023年5月6日)
4. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-106】(2023年6月3日)
5. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-107】(2023年7月3日)
6. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-108】(2023年8月1日)
7. MISSION TO NEPTUNE MOONSHINE【SO33N101-108】(2023年8月30日)
このコレクションの定価は39,600円(税込)で、先発のモデルとは異なり「満月の夜」にだけ販売される特徴があります。満月が潮の満ち引きや人々に不思議な影響をもたらすとされる特別な日に、その名の通り「特別」に作られた腕時計です。
1. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102】(2023年3月7日)
公式では販売数が発表されていませんが、国内では約300個が販売されたそうです。特別な日に特別な素材で作られたこのモデルは、非常に希少価値の高いアイテムとして扱われています。
2. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-104】(2023年4月6日)
この刻印は冊子に「2023年3月の満月の夜に誕生した」との記載があるため、おそらく「3月製造」を意味していると考えられます。この細かい違いがコレクターにとっては価値を高める要因になるのです。
3. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-105】(2023年5月6日)
この特別なカラーリングは、4月製造であることを象徴しており、コレクションのユニークな一部となっているのです。
4. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-106】(2023年6月3日)
この特別なモデルは、世界が花で溢れる5月にインスパイアされ、夜咲きの花の形状を模倣しています。コレクションの中でも独特な美学を持つ一品です。
5. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-107】(2023年7月3日)
ストロベリームーンは、野生のイチゴ収穫期と一致することから名付けられました。このモデルは、のちに定価が39,600円(税込)から42,900円(税込)に値上げされています。
6. MISSION TO MOONSHINE【SO33M102-108】(2023年8月1日)
この日はスイスの建国記念日であり、スウォッチとオメガはどちらもスイス発祥のブランドです。このモデルは、スイス製品への敬意を示す独自のアプローチとして満月の祝いをおこなっています。
7. MISSION TO NEPTUNE MOONSHINE【SO33N101-108】(2023年8月30日)
この希少なネイビーブルーのネプチューンモデルには「ムーンシャイン™ゴールド」の針が特別に使用されています。定価は45,100円(税込)です。
4.【どこで買える?】オメガ×スウォッチの購入ガイド
◆ スウォッチストア大阪
◆ スウォッチポップアップストア 名古屋三越
◆ スウォッチストア銀座
◆ スウォッチストア渋谷
◆ 横浜ビブレ
また、特別にカスタムされたツアー車を使った『ムーンウォッチツアー』という販売方法もあります。
これまでに多数の場所で開催されており、「あべのハルカス」や「東京スカイツリー」、「札幌大丸」などで購入可能でした。販売価格は公式店舗と同じで、1人1点までの購入が許されています。
今後の発売イベントは、満月の日におこなわれることが多いと予想されているようです。2023年の満月は数回あり、それぞれの日に何らかのイベントが予定されている可能性が高いでしょう。
2023年に満月となる日は以下の通りです。
● 1月7日(土)
● 2月6日(月)
● 3月7日(火)
● 4月6日(木)
● 5月6日(土)
● 6月4日(日)
● 7月3日(月)
● 8月2日(水)/8月31日(木)
● 9月29日(金)
● 10月29日(日)
● 11月27日(月)
● 12月27日(水)
公式のイベント情報は、公式SNSで発表される見込みです。特に、Instagram(@swatch_jp)や公式のTwitter、Facebookをチェックするといいでしょう。
以上の情報を踏まえ、計画的に購入を考えることが重要になります。これからの予定は未定ですが、購入希望者は定期的に公式情報をチェックしておきましょう。
5.オメガ×スウォッチのまとめ
生産終了の情報は現時点で出ていないため、今後も新しいカラーの追加が期待されています。新しいトレンドを手に入れ、日常に少しの非日常を加えてみてはいかがでしょうか。
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