毛皮【アメリカンレジェンド】の本物・偽物を区別するにはどうすればいいの?
世界的に人気が高いアメリカンレジェンドの毛皮。世界で愛されることもあり、その質は高く、当然ながら偽物も多く流通しています。では本物と偽物を区別するにはどうすればいいのでしょうか。
アメリカンレジェンドとは
アメリカ・シアトルに本部を置くミンクの毛皮養殖団体であり、ここに認定されたミンクの毛皮は「ブランド品」として扱われます。毛皮としての価値が非常に高い「ブラックグラマ」も生産しており、アメリカだけはなく世界的な団体・ブランドです。
アメリカンレジェンドの特徴
色
色はブラックやこげ茶、ベージュなどの「毛皮っぽい色」だけではなく、白やサファイアなどの珍しいろもあります。これには1930年代にミンクが突然変異し、黒や茶色だけではなくさまざまな色を発色するようになったこと、染色技術の発達が関係しているため、元からのものではありません。
手触り
刺し毛は短く、光沢感とシルキーさがあり、綿毛は密集しているため、マフラーやコートなどで体に直接触れてもチクチクしません。
オスはツヤがあり刺し毛が長いので、コートの外側やストールなど「毛皮を魅せる」場所に使われることが多く、メスは皮が薄くて柔らかいので、コートの内側など毛皮としての機能である保温性や保湿性、放湿性が求められる場所に使われます。
オス、メスともに皮は薄くて丈夫なため、縫製にも適し、細かい・凝ったパーツにも積極的に使用されます。
オスはツヤがあり刺し毛が長いので、コートの外側やストールなど「毛皮を魅せる」場所に使われることが多く、メスは皮が薄くて柔らかいので、コートの内側など毛皮としての機能である保温性や保湿性、放湿性が求められる場所に使われます。
オス、メスともに皮は薄くて丈夫なため、縫製にも適し、細かい・凝ったパーツにも積極的に使用されます。
その他特徴
アメリカンレジェンドは「アメリカン・レジェンド・オークション」でのみ販売されているため、一般人はおろか業者でもなかなか入手できませんので、友人からアメリカンレジェンドを譲ってもらったり、亡くなった祖父母・父母のタンスからアメリカンレジェンドが見つかったら、まずは偽物である可能性を疑いましょう。
ブラックグラマについて
写真のように漆黒とした黒が印象的な、アメリカンレジェンドの最上級ラインです。
刺し毛が短く、綿毛との差が少ないので感触面では毛が柔らかく弾力とボリュームがあってベロアのような感じがし、見た目面では他の毛皮の黒と比べて深みがあり、ナチュラルな光沢感があります。
普通の毛皮はどんなに上質なものをしっかりお手入れしていても70年しか持ちませんが、ブラックグラマはそれ以上持ち、耐久性も十分です。
刺し毛が短く、綿毛との差が少ないので感触面では毛が柔らかく弾力とボリュームがあってベロアのような感じがし、見た目面では他の毛皮の黒と比べて深みがあり、ナチュラルな光沢感があります。
普通の毛皮はどんなに上質なものをしっかりお手入れしていても70年しか持ちませんが、ブラックグラマはそれ以上持ち、耐久性も十分です。
本物と偽物を見分けるには
リアルファーとフェイクファーの見分け方
基本的にフェイクファーを使用しているアメリカンレジェンドは100%偽物で、リアルファーとフェイクファーの見分けは素人でもかんたんにできるので、まずはリアルファーかフェイクファーかを見極めていきましょう。
リアルファーは刺し毛(表面にある毛)の先端が細く、尖っているように見えますが、フェイクファーは刺し毛がない、もしくは刺し毛っぽい毛の先端がプツっと切れたようになっています。
またリアルファーは毛の流れがハッキリしていますが、フェイクファーはハッキリしておらず、ところどころ違う流れができていたり、乱れていたりします。リアルファーには波打ったクセ毛があり、折れやねじれはありませんが、毛の曲がりたい方向に曲がっている一方、フェイクファーは波打ちはありますが、使用期間が長ければ長いほど折れやねじれが増えていきます。
全体的に実際の動物の皮膚を使っているリアルファーと、人間が商業的に作り出したフェイクファーでは「自然な感じになっているかどうか」で差があり、こうして視点からの目を持つと他にも不自然なところを見つけやすくなります。
リアルファーは刺し毛(表面にある毛)の先端が細く、尖っているように見えますが、フェイクファーは刺し毛がない、もしくは刺し毛っぽい毛の先端がプツっと切れたようになっています。
またリアルファーは毛の流れがハッキリしていますが、フェイクファーはハッキリしておらず、ところどころ違う流れができていたり、乱れていたりします。リアルファーには波打ったクセ毛があり、折れやねじれはありませんが、毛の曲がりたい方向に曲がっている一方、フェイクファーは波打ちはありますが、使用期間が長ければ長いほど折れやねじれが増えていきます。
全体的に実際の動物の皮膚を使っているリアルファーと、人間が商業的に作り出したフェイクファーでは「自然な感じになっているかどうか」で差があり、こうして視点からの目を持つと他にも不自然なところを見つけやすくなります。
通常のアメリカンレジェンドの場合
もしくは、
この2つのどちらかのタグがついていて、アメリカンレジェンドの特徴やリアルファー・フェイクファーの特徴に合っていたら、高確率でアメリカンレジェンドの毛皮です。本物のアメリカンレジェンドと偽物にはかなり品質に差があるので、ブランド品買取店や毛皮買取店で本物を見せてもらい、実際に持っている毛皮と見比べると、より精度を上げられます。
ブラックグラマの場合
このタグがついていて、(※SM45785の部分には別の英数字が入ります)ブラックグラマやアメリカンレジェンド、リアルファー・フェイクファーの特徴に適合していたら高確率でブラックグラマです。本物と偽物には大きな品質の差があるので、不安ならブランド品買取店や毛皮買取店で実際のブラックグラマを見せてもらい、それと見比べるのもいいでしょう。
もしも偽物の毛皮だったら? 市場価値は0円
市場価値は0円
毛皮買取店はお客さんから不要なブランド品を買い取り、国内卸売市場や海外卸売市場、素材市場などにお客さんから買い取った金額以上で売り込みをかけ、その差額で利益を出しているため、市場に求められているブランド品ほど高値がつきます。偽物は市場から全く需要がなく、素材市場に売ろうと思っても「偽物だから」と断られるため、買取価格は0円です。
偽物の毛皮を持っていても査定はされますが、「これは偽物ですので0円となりますが、こちらで処分しますか?それとも必要ですか?」と聞かれるだけです。
偽物の毛皮を持っていても査定はされますが、「これは偽物ですので0円となりますが、こちらで処分しますか?それとも必要ですか?」と聞かれるだけです。
偽物だと知りながらオークションで販売すると犯罪者になる
相手に本物だと偽って販売すれば「詐欺罪」になり、10年以下の懲役刑が課せられます。
また商標権がある製品の偽物を販売しただけでも商標権の間接侵害にあたるので5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはその両方が課せられ、それがお客さんに買われると10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方を課せられます。
「アメリカンレジェンド」は
また商標権がある製品の偽物を販売しただけでも商標権の間接侵害にあたるので5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはその両方が課せられ、それがお客さんに買われると10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方を課せられます。
「アメリカンレジェンド」は
このように、ブラックグラマも
このように商標登録されているため、オークションなどで販売すれば10年以下の懲役が課せられるかもしれません。
素人判断のみで断定するのは危険
本物、偽物どちらの確率が高くても、素人判断で本物か偽物かを断定するのは危険です。毛皮買取店では査定業務の一環として本物と偽物の判別も行っているので、不安であればそこに出しましょう。仮に本物だとして、査定金額がつけばお小遣い稼ぎにもなります。
まとめ
アメリカンレジェンドやブラックグラマは偽物も多く流通していますが、リアルファーかフェイクファーを見分けるだけでも見当はつきやすくなりますし、特徴やタグと参照すると高精度で見分けられます。
とはいっても最終的にはプロの判断に任せたほうが確実ですし、ブランド品買取店で査定業務の一環として本物か偽者かを判別してもらいましょう。
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とはいっても最終的にはプロの判断に任せたほうが確実ですし、ブランド品買取店で査定業務の一環として本物か偽者かを判別してもらいましょう。
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